地域包括ケア病床
当院の特長
当院は、地域の多様な医療ニーズにお応えするため新たに地域包括ケア病床を当院5病棟に16床開設することといたしました。 良質な医療の提供はもとより、寝たきり防止と認知症予防に取り組み元気に不安なく在宅生活へ復帰できることを目標に入院から退院まで多職種協働で支援していきます。
当院の取り組み
寝たきり防止と認知症予防
- 日中、ベッドで寝ている時間を減らします。
- 食事をおいしく食べられるように支援いたします。
- 他者との交流の機会を増やします。
病室紹介(4人部屋)
患者様がゆったりと入院生活が送れるようにスペースを広く確保しています。
設備の紹介
- テレビ
- 消灯台
- タンス
- 低床ベッド
- 照明
- ナースコール
入院から退院までの流れ
どのような方が入院できますか?
在宅あるいは介護施設に復帰予定の方であればご利用できますが、主に次のような患者様が対象になります。入院期間は、状態に応じて調整いたしますが、60日を限度としております。
- 介護施設または自宅で療養を継続している患者様で軽微な発熱や下痢等の症状で入院が必要な方
- 入院治療により状態は改善したが、当院にてもう少し経過観察が必要な方
- 入院治療により症状が安定し在宅復帰に向けてリハビリテーションが必要な方
- 在宅での介護サービス等、療養準備が必要な方
- 在宅で療養中に家族(介護者)の休養(レスパイト)のため一時入院
レスパイト(respite)とは、「一時休止」「休息」「息抜き」という意味です。在宅介護によるご家族様の介護負担の軽減が必要な時やご家族様の入院や冠婚葬祭等の事情により介護が困難な時などに、一時的に病院に入院して頂くことです。
対象となる方
- 介護保険によるショートステイの利用が困難な医療的ケアが必要な方
褥瘡処置、たん吸引、麻薬の管理、気管切開、胃瘻、腸瘻等経管栄養、静脈栄養、点滴、在宅酸素等を行っており、常時介護が必要な方。(ご家族の都合等で一時的な受入れが必要な方で、レスパイト入院の期間が終了後、必ず在宅療養での受入が可能な方。) - 「在宅医」(かかりつけ医)からの診療情報提供書や介護サービス等の情報が得られる方。
レスパイト入院の基本ルール
- 退院先は原則として入院前のご自宅または施設が対象となります。
- お薬は原則として持参ください。
- 各種検査やリハビリについては、必要に応じて実施する場合があります。
- 症状が急変し治療が必要になった場合には、急性期病院に転院する事もあります。
- 他の患者様にご迷惑となるような行為等があった場合、入院継続が困難になる場合があります。
回復期リハビリテーション病棟との違い
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患、大腿骨・骨盤等の骨折、胸腹部手術など対象となる疾患が決まっておりそれぞれに入院できる期間があります。対象となる疾患によりますが、60日から180日が期限となります。入院中は、集中的リハビリテーションを行い在宅復帰をめざします。
地域包括ケア病床は、病名に関係なく入院できる病床で、患者様の病状に応じて医療及びリハビリテーションを行います。入院期間は、最長60日が期限となります。どちらの病棟(病床)も在宅復帰をめざすという目的は同じです。
入院費について
保険診療上、定められた入院費を算定いたします。入院費は定額で、リハビリテーション・ 投薬料・注射料・処置料・検査料・画像診断料・入院基本料の費用が含まれます。※一部除く。
1ヶ月の医療費の負担上限が定められています。詳しくは、医事課職員にお尋ね下さい。
地域包括ケア病棟についてのご相談・お問い合わせ
地域連携室
受付時間(日曜・祝日を除く)
午前9時~午後5時30分
0120-83-0051